初日の出も見れる日の出山

日の出山は青梅市と西多摩郡日の出町の境界に位置する山で、積雪が少ないことから1年中登山者で賑わい、なかには元旦の初日の出を見るために訪れる登山者もいます。

御岳山（みたけさん）に連なる日の出山は、登山道が舗装された「新道コース」と杉木立の中、展望を楽しみながら歩く「旧道コース」があります。
旧道コース、新道コースどちらも約2時間半と登りやすく日帰り登山に最適です。

日の出山へはJR武蔵五日市駅で下車後バスに乗り換えます。
松尾のバス停から道なりに3分ほど歩き、三ツ沢の分岐で道なりのつるつる温泉方面から左へ熊野神社方面へ、平井川の源流滝本川に沿って進みます。
一番奥の蔵のある古民家の付近で登山道は平井川の源流まで舗装された新道コースと、尾根上を行く旧道コースに分かれます。

旧道コースの途中には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が関東平野を見渡す際に顎を掛けたといわれる顎掛岩や、眺望が素晴らしいクロモ岩などを通過することができます。
山頂付近は山城のような石組みで急勾配の階段になります。

山頂には小さな東屋が建っており、日陰で休むこともできます。
また、山頂からは都心や関東平野が一望でき、澄んだ日にはスカイツリーも確認できます。
南方面には丹沢山系が、西方面には御岳山の神社や宿坊が望めます。

日の出山に行くコースとしては、御岳山から日の出山へ縦走するコースも人気があります。
こちらは御岳山の山頂近くまでケーブルカーで行き、そこから1時間ほどで日の出山に到着します。

日の出山からの下山ルートは複数ありますが、なかでもおすすめは、まず一つ目が金毘羅尾根を金比羅山方面へ下り、JR五日市線武蔵五日市駅に出るコースです。
もう一つは、東山麓にあるつるつる温泉へ向かうコースです。
つるつる温泉は美肌の湯として知られており、下山後に汗を流して帰るのに最適です。
時間が遅いようなら、1時間程度で下山でき、さっぱり汗も流せるつるつる温泉コースがおすすめです。
もし時間に余裕がある場合は、金毘羅尾根をのんびりと散策しながら下山するのもいいでしょう。

山登りやハイキングに出かける際は、事前に計画を立てて準備をし、決して無理な行動はとらないよう注意しましょう。
近年、クマの目撃情報も寄せられています。
クマ対策として、鈴などの音の出るものを持っていくことをおすすめします。

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