二つの山が楽しめる八丈島

二つの山が楽しめる八丈島

東京都でありながら気候は亜熱帯に属する八丈島は、ひょうたんの形をした島で、南北に二つの山があります。
一つは標高845mの伊豆諸島最高峰の八丈富士です。
山頂から裾野へ広がりを見せるその姿は、まるで富士山のような壮美な山容です。
天気がよければお鉢めぐりで360°の絶景が楽しめます。
もう一つは神秘の森が広がる標高700mの三原山です。
三原山は10万年前の旧火山で、八丈富士は約1万年前にできた新しい火山になります。

 

八丈富士は伊豆諸島最高峰ですが、上部のお鉢まではほぼ整備された階段で、さらに登りやすいようにスロープが新たにつけられているため、比較的簡単に登ることができます。
山頂にはぽっかりと空いた断崖絶壁の火口があり、その中に生い茂る樹木や池を見下ろしながら約1時間かけてお鉢めぐりを楽しめます。
また火口に降りることもできるので、体力がある方は挑戦してみて下さい。
そこには浅間神社が祭られていて、火口の中のちいさな火口(小穴)を覗くことができます。
山頂からは晴れていれば八丈小島を眺めることもできます。

 

三原山は樹木が鬱蒼と茂っている渓谷に囲まれており、自然の力強さを感じられる山です。
登山口はNTTの無線中継所があるところで、そこまでは車で行くことができますが、駐車スペースがないためタクシーなどを利用するほうが良いでしょう。
しばらく登り650m地点に出ると、展望が開けて山頂や旧火口の地形が見渡せます。
ここからは、火山地形の中を三原山の展望を楽しみながら歩けます。
三原山は10 万年以上前から 3700 年前頃まで活動していた、玄武岩を主とする成層火山で、直径1qのカルデラは二つの噴火口で形成されています。
八丈富士とは対照的に浸食の進んだ地形になっています。
山頂に向かうコース以外にも、自然ガイドを頼めば山深い場所の渓流など大自然のパワーをより満喫できます。

 

八丈島へは海路のほかに空路もあり、羽田空港より1時間弱とアクセスも良好なため日帰り登山や観光も可能です。
八丈島へフェリーでいく場合は、行きは東京竹芝桟橋から夜出発し、八丈島に午前中着ですが、帰りは午前中に出発となるためフェリー利用の場合でも、帰りは空路利用をおすすめします。
ただし、週末や連休は空席がないこともあるので、早めに予約をしたほうが良いでしょう。

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