四季折々の美しさが楽しめる川苔山(かわのりやま)
奥多摩エリアで人気の高い川苔山(かわのりやま)は、登山初心者でも日帰りでアクセス可能な登山コースがあります。
コースの難易度は低く、山頂までの道のりも見どころがたっぷりあります。
頂上は開けていて広く、美しい奥多摩の山々を一望することができます。
川苔山はハイキングコースとして人気があるので、四季を通して比較的登山者が多く多彩なコースがあります。
なかでも川乗橋バス停から川苔谷沿いの林道を歩き、途中百尋ノ滝を経由して山頂というコースが一般的です。
川苔山の登山コースは、川を流れる水の音が心地よい癒しのコースになります。
夏場は足元も見えやすく足を踏み外さない限り難易度は低いのですが、冬になると奥多摩には雪が降り、同じ山でも季節が変われば条件が変わるので冬山は難易度が高くなります。
川苔山は山頂を目指す方と、登山コース上にある百尋ノ滝を見に行く方とに分かれます。
百尋ノ滝は山頂までのルート上でちょうど昼の休憩ポイントにもなり、滝に光が当たりキラキラと輝く景色を見ながら昼食を食べるのは最高です。
百尋ノ滝を見て下山する方も多く、人気のスポットでもある百尋ノ滝は、川苔山登山を代表する人気コースといえます。
川苔山はとにかく緑が豊かで、四季折々の美しさが楽しめる山です。
冬は百尋ノ滝の氷瀑を見ようと訪れる登山者の多い季節になります。
アイスクライミングをする方にとっては、楽しみの季節になるかもしれませんが、雪道を歩くのは慣れていない者だけで行くのはとても危険なので、ベテランの方と行くことをおすすめします。
装備も夏の軽装で登れるのとは異なり、完全防備の必要がありますが、この氷瀑を見るのも迫力満点です。
また、紅葉の季節になると山々が色づき夏とは異なる印象を見せるので、魅力が深まります。
夏は滝の水量も多いのですが、冬に近づくと水量はぐんと減ります。
落ち葉が多くなると地面も滑りやすくなるので、季節を問わず自然の中を歩く時は慎重に歩くようにしましょう。
悪天候でない限りは初心者にとっても比較的登りやすい山ですが、川乗橋からの登山コースは標高差が1000m近くある本格的な登山コースになります。
事前にしっかりと登山計画を立てましょう。
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