現代人と厄払い
現代人は厄年や厄払いについて、どのような考えを持っているのでしょうか。
もちろん、すべての人が同じ考えではありませんし、東京の人と地方の人でも考え方は違います。
ただ、主な傾向としては厄払いをしない人が増えているのは間違いないでしょう。
科学が進歩した現代において、神頼みなど意味がないと思ってしまうのです。
確かにそれは正しいのですが、それでは昔の人は何のために厄払いをしてもらっていたのでしょうか。
それほどに災厄が降りかかっていたとは考えにくいのです。
また、厄年と言う年齢の意味は何でしょうか。
東京の大都会に住んでいても神社で厄払いをしている人は少なくありません。
東京に限らず、どこの神社に行っても厄払いのお祓いの受付をしています。
お祓いの手順はほとんど変わりません。
それは日本中の神さまが基本的に同じだからです。
もちろん、神社によって祀られている神さまは違いますが、元を辿れば同じなのです。
日常生活とかけ離れていることも厄払いをしなくなった理由なのでしょう。
高齢者は厄払いなどをきちんとしなければならないと思っているのかもしれませんが、意外と若者もその傾向が強いのです。
インターネットで検索してみると神社や厄払い、厄年に関する情報がたくさんでてきます。
それだけ関心を持っているのです。
インターネットを検索しているのは若者が多いですから、関心を持っている人も若者が多くなります。
自分がちょうど厄年に当たっているなら、何となく厄払いをしなければならないかなと感じてしまいます。
現実には厄払いをしても特別な変化があるわけではないでしょう。
気持ちを落ち着かせる時間を持てたと感想が書かれているサイトもありますが、それも時間とともに忘れていきます。
そして、次の厄年になると言う仕組みです。
厄年が男女で違うのは、社会や家庭での役割の違いも関係しているでしょう。
昔は家庭を守るのが女性で、外で働くのが男性でした。
しかし、現代ではその垣根はなくなりつつありますから、厄年の考え方も変わっていいはずです。
しかし、神社は古くからのしきたりを守っていますから、厄年は今後も変わることはありません。
ただ、厄払いをするのは少しずれていても問題ないでしょう。
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