厄払いのご利益

厄払いは災厄が降りかからないようにお祓いをしてもらうことですが、本当にご利益があるのでしょうか。
多くの人が疑問を持っているはずです。
しかし、実際に厄払いをしてもらっている人はたくさんいます。

そのギャップをどう考えればいいのでしょうか。
ご利益があるかどうかわからないけれど、昔からの習慣だから神社に行く人が多いのかもしれません。
東京に住んでいると神さまなど信じない人ばかりと思っているかもしれませんが、東京も少し前までは田舎でした。

また、都心から離れれば今でも地方都市と変わりません。
高齢の人たちにとって、厄払いは当たり前のことでしょう。
自分には関係ないと思っている若い人でも、親や親せきから厄払いをするように促されると断る理由がないのです。
厄払いをした場合としない場合では、具体的にどのようなご利益は不幸が訪れるのでしょうか。

自分にとっての不幸が他の人にとっても不幸なのかが明確ではありませんから、具体的な事例を上げることは難しいのです。
ネットで神社を検索してみると、お参りすればご利益があると記載されている場合もあります。
嘘を書いているつもりはないでしょうが、本当とも思えません。

要するに、気持ちの問題です。
自分にはご利益があると信じているなら、神社で厄払いをしてもらいましょう。
申し込みは簡単です。

特別に多くの人が厄払いを申し込まない限り、その場ですぐに受けられるでしょう。
また、最近は電話連絡やFAXでも受け付けている神社が多くなりました。
事前に予約しておけば、さらにスムーズに厄払いをしてもらえます。

ちょっとしたことだけですが、それで気持ちが楽になるのであれば、やってみる価値はあるでしょう。
病気になるかもしれないと心配ばかりするのではなく、厄払いによって不孝を吹き飛ばす元気が出てくるのです。
そのように考えると、毎日が充実している人は年齢に関係なく厄払いをする必要はないと言えます。

厄年が考えられるようになったのは、年齢的に病気になりやすい年代が集中していたのかもしれません。
少し前までは、ちょっとした病気で命を落とす人が少なくありませんでした。
それは本人だけではなく、家族にとっても大きな不幸だったのでしょう。

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