天然記念物の「マリモ」が生息しているという国内でも数少ない湖が、北海道の「阿寒湖」です。
避暑地として北海道へ旅行されるならぜひ立ち寄ってみたいスポットです。
国内を代表する有名な湖の周辺には、豊かな自然が残り、アイヌ民族の文化も残っています。
近年は、パワースポットとしても人気が出ています。
阿寒湖は火山噴火によってできた湖です。
湖を1周する場合は遊覧船に乗って1時間ほどかかります。
遊覧船に乗ってマリモの観察をすることができます。
阿寒湖ではカヌーを体験することもできます。
遊覧船よりもさらに湖面に近いところでマリモを観察することができます。
さらにじっくりとマリモを観たい人には、「マリモ展示観察センター」がおすすめです。
水槽にいるマリモをじっくりと観察したり、マリモの群生地の水中カメラの映像を見たりすることができます。
国内で初めてアイヌ文化の専用劇場も登場しています。
「アイヌシアター イコロ」。
2012年にできた劇場で迫力満点のアイヌ古式舞踊を観ることができます。
阿寒湖周辺は夏でも涼しいため避暑地としても人気があります。
5月6月の日中の平均気温は10度前後。
7月〜9月の最高気温は約20度、最低気温は10度くらいとなっています。
夏でもブラウスを羽織って過ごすことができるほどです。
11月以降になると極寒になるため、あまり旅行者は訪れなくなります。
阿寒湖周辺には温泉街もあります。
北海道有数の温泉地です。
日帰り入浴ができるところや、足湯だけ入れるところもあります。
また「ボッケ」と呼ばれるこの地域で見られる不思議な現象があります。
湖のあたりは火山地域なので90度以上の湯が沸いています。
そのため泥の中から湯が湧き出ている場所があります。
湧き出ているときに聞こえる音から「ボッケ」と呼ばれています。
夏の阿寒湖、おすすめのイベントが「阿寒湖まりも夏希灯」。
夏の夜にパワースポットで開催される美しい光の祭りです。
2014年から始まったイベントで、世界で唯一生息しているマリモをイメージした緑色の光の球を湖面へ流して、ゆらゆらと揺れる神秘的な景色を遊覧船から眺めるというものです。
LEDのカプセルの中に願いを込めたメッセージカードを入れて思いを託すこともできます。
遊覧船乗船料とLEDカプセル、メッセージカード代が込みで料金は中学生以上が1,500円、小学生が1,000円となっています。