ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税制度は平成20年から始まりました。

直近の総務省が出した平成29年度のデータでは「ふるさと納税」を利用した人は225万人以上、ふるさと納税された総額は約2540億円という結果が出ています。

ふるさと納税の利用者、総額ともに毎年増え続けています。
そして、平成29年度のふるさと納税額は、平成27年度の約7倍以上になっています。

なぜ、こんなにここ数年でふるさと納税を利用する人が急増しているのでしょう。
それは、平成27年からふるさと納税がとてもお得になったからです。

しかし、ふるさと納税と言ってもわかりにくいことが多くありませんか？
今回はふるさと納税についてご紹介します。

そもそも、ふるさと納税とは何だろうっということですが、ふるさと納税とは納税とついていますが厳密にいうと納税ではなく、地方自治体に対する寄付金のことです。

ふるさと納税のメリットとは…。

１、所得税と個人住民税が安くなる
ふるさと納税すると、寄付した金額の2000円を超える部分については所得税・個人住民税から全額が還付・控除されます。
つまり、どこかの自治体に5万円の寄付をしたとすると、所得税と個人住民税が合わせて48000円安くなります。

２、地域の特産品がもらえる
現在では、ほとんどの自治体で、ふるさと納税をするとその地域の物産品をお礼として送ってくれるようになっています。
特産品をお礼としてもらっても、所得税の還付と住民税の控除はもちろん受けることができますので、たった2000円の負担で、地域の特産品などがもらえるという、まさにローリスクハイリターンを得られる制度がふるさと納税なのです。

３、地域の発展に協力できる
さまざまな形で国や地域に税金を納めています。
それらのお金は全て、国民が暮らしていくうえで必要だと思われることに使われてはいますが、どのお金を・どれだけ・どの分野に使うかを決めるのは政治家です。
しかし、ふるさと納税は唯一、自信が使い道を指定できる納税なのです。
すべての自治体ではありませんが、自治体によっては、自分の寄付金をどのような目的で使ってほしいかを指定することができるところもあります。

このように、ふるさと納税にはメリットが多くあり、お得なものとなっています。